獣医療コラム

愛知県岡崎市・豊橋市・一宮市の「くじら動物病院」

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犬と猫の慢性腎臓病について┃年齢と共にリスクが上がる病気

犬と猫の慢性腎臓病について┃年齢と共にリスクが上がる病気

腎臓は血液をろ過し、体内の老廃物や毒素を尿として排泄する他、電解質バランスの維持や血圧の調節、赤血球の産生を促進するエリスロポエチンの分泌など、様々な重要な機能を持っています。慢性腎臓病は、腎臓の機能が低下した状態、あるいは腎臓の障害を示す所見が長期(3カ月以上)にわたって続く状態のことです。特に猫では加齢とともに発症率が高くなります。 今回は、犬と猫の慢性腎臓病の原因や症状、治療法などを詳しくお伝えします。 原因...

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犬の膿皮症について┃フケや脱毛がみられる

犬の膿皮症について┃フケや脱毛がみられる

膿皮症は、皮膚(特に毛穴)で細菌が増殖することで、痒みや脱毛、皮膚の赤み、湿疹などさまざまな症状を引き起こす病気です。細菌は高温多湿な環境で増殖しやすく、特に梅雨から夏場のジメジメした時期に多く見られます。 今回は、犬の膿皮症についての原因や症状、診断、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 膿皮症の原因は皮膚への細菌感染です。通常、皮膚は高いバリア機能や常在細菌叢を持っており、細菌が増殖しても問題になることはありません。しかし、以下のような要因で皮膚のバリア機能が低下すると、細菌が増殖しやすくなります。...

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犬や猫の尿路結石症について┃排尿時の異変に気づいたらすぐに動物病院へ

犬や猫の尿路結石症について┃排尿時の異変に気づいたらすぐに動物病院へ

尿路結石は、腎臓や膀胱、尿道などに結石ができる病気です。これを放っておくと、激しい痛みや排尿困難、血尿、膀胱炎、さらには尿毒症や急性腎不全などの重篤な状態を引き起こす可能性があります。 今回は、犬や猫の尿路結石症の原因や症状、診断、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因...

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犬と猫の外耳炎について┃耳の異変を見逃さないで

犬と猫の外耳炎について┃耳の異変を見逃さないで

愛犬や愛猫が耳を痒そうにかいている様子を見たことはありませんか?実は、犬と猫にとって外耳炎は非常に身近な病気の一つです。外耳炎とは、外耳道(耳の入り口から鼓膜まで)に炎症が起きている状態で、痒みや痛み、不快感があるため動物の生活の質 (QOL)が大きく低下してしまいます。特に、垂れ耳の犬や猫は耳の中が蒸れやすく、細菌やカビが耳の中で繁殖しやすいため外耳炎になりやすいと言われています。 今回は、犬と猫の外耳炎の原因や症状、診断、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 外耳炎の原因は様々ですが、主なものを以下に挙げて説明します。...

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猫の下部尿路疾患について┃排尿の変化を見逃さないで

猫の下部尿路疾患について┃排尿の変化を見逃さないで

猫の下部尿路疾患は、膀胱や尿道に関連する病気や症状の総称のことです。この疾患は、尿路結石や尿路感染症、特発性膀胱炎など、多くの原因によって引き起こされます。また、下部尿路疾患は、排尿困難や血尿、頻尿などの症状がみられ、猫に強いストレスと痛みを与えます。 今回は、猫の下部尿路疾患について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 猫の下部尿路疾患の原因は多岐にわたり、ストレスや生活習慣、食生活、尿路結石、尿路感染症、特発性膀胱炎、膀胱周辺の腫瘍、尿路の構造異常などがあります。特に多いのが、特発性膀胱炎と尿路結石です。...

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犬の胸腰部椎間板ヘルニアについて┃歩けなくなる前に早めに治療を

犬の胸腰部椎間板ヘルニアについて┃歩けなくなる前に早めに治療を

胸腰部とは、胸椎(背中の上部)と腰椎(背中の下部)の間の部分を指します。この部位は犬の脊椎の中でも特に柔軟性が高く、多くの運動や活動に関わるため、椎間板ヘルニアが発生しやすい部位です。胸腰部椎間板ヘルニアは、脊椎の椎間板が変性し、脊髄に圧力をかける状態を指します。これは犬にとって非常に痛みを伴い、重度の場合は麻痺や運動障害を引き起こす可能性があります。 今回は、犬の胸腰部椎間板ヘルニアについて、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 胸腰部椎間板ヘルニアとは...

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犬と猫の網膜剥離について┃失明してしまう病気

犬と猫の網膜剥離について┃失明してしまう病気

網膜剥離とは、網膜が脈絡膜から剥がれる状態を指します。網膜には光を感知する視細胞(桿体細胞と錐体細胞)があり、これらの細胞が光を電気信号に変換しています。この信号は視神経を通じて脳に送られ、視覚として認識されます。しかし、網膜が剥がれると、光を捉えるプロセスが阻害され、視力低下や失明に繋がる可能性があり、生活の質を大きく損ないます。 今回は、犬と猫の網膜剥離について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 犬と猫の網膜剥離の原因は多岐にわたります。...

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犬と猫の変形性関節症について┃生涯にわたって治療を続ける必要がある…?

犬と猫の変形性関節症について┃生涯にわたって治療を続ける必要がある…?

変形性関節症は、犬や猫に多く見られる慢性的な関節疾患です。この病気は、関節の軟骨が徐々に破壊され、関節の変形と痛みを引き起こします。遺伝的要因が関与することが多いですが、加齢や肥満、関節への過負荷なども原因となります。 今回は、犬と猫の変形性関節症について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 変形性関節症は、様々な要因が複雑に絡み合って発症します。...

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犬と猫の胸水について┃呼吸困難がみられる

犬と猫の胸水について┃呼吸困難がみられる

犬や猫の胸水は、胸腔に異常に液体がたまる状態を指します。軽度の場合は、症状がほとんど現れず、健康診断で偶然発見されることもあります。しかし、重度の場合は、呼吸困難や食欲不振、元気消失などの深刻な症状が現れます。適切な治療が行われないと、命に関わることもあるため、早期の対応が不可欠です。 今回は、犬と猫の胸水について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 胸腔とは...

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犬と猫の口腔内腫瘍について┃口の異変は要注意

犬と猫の口腔内腫瘍について┃口の異変は要注意

犬と猫の口腔内腫瘍は、口の中に発生する腫瘍のことで、良性と悪性のものがあります。悪性腫瘍の場合、他の部位に転移することがあり、全身の健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。一方、良性腫瘍であっても、サイズや位置によっては食事や呼吸に支障をきたすことがあります。そのため、口腔内の異常を早期に発見し、適切な治療を行うことが重要です。 今回は、犬と猫の口腔内腫瘍について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 口腔内腫瘍の種類...

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犬と猫のスケーリングについて┃日々の歯磨きも重要

犬と猫のスケーリングについて┃日々の歯磨きも重要

犬と猫のスケーリング(歯石除去)は、歯の表面に付着した歯石やプラークを除去する処置のことです。スケーリングが必要な理由は、歯石が蓄積すると、歯周病やその他の口腔疾患のリスクが高まるためです。歯周病は痛みを伴い、最終的には歯の喪失や全身的な健康問題を引き起こす恐れがあります。したがって、スケーリングを定期的に行うことで、犬や猫の口腔内の健康を維持し、長く健康な生活を送ることができます。 今回は、犬と猫のスケーリングの重要性や実際の処置方法について解説します。 スケーリングはなぜ重要なのか...

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犬の僧帽弁閉鎖不全症について┃血液が逆流してしまう病気

犬の僧帽弁閉鎖不全症について┃血液が逆流してしまう病気

僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の左側にある僧帽弁が正常に閉じず、血液が左心室から左心房へ逆流してしまう病気です。高齢の犬ではどの犬種でも発症する可能性がありますが、特に小型犬種では遺伝的な傾向が強いことが分かっています。また、症状が進行すると、肺水腫や心不全という重篤な状態を引き起こし、命を落とすこともあります。 今回は、犬の僧帽弁閉鎖不全症について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 僧帽弁閉鎖不全症の原因はさまざまですが、主に遺伝的要因と加齢が関与しています。...

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犬と猫の血管肉腫について┃高齢犬や大型犬は特に注意

犬と猫の血管肉腫について┃高齢犬や大型犬は特に注意

血管肉腫は、血管を作る細胞が腫瘍化して増殖したもので、悪性腫瘍(がん)に分類されます。主に脾臓、肝臓、心臓、皮膚などに影響を及ぼしますが、転移がよく見られることもあり、体のどの部位にでも発生する可能性があります。猫でも発症しますが、犬ほど一般的ではありません。 今回は、犬と猫の血管肉腫について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 血管肉腫の原因は完全には解明されていませんが、以下のような要因が関係していると考えられています。...

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犬の軟口蓋過長症について┃「ガーガー」「ズーズー」といった特徴的な音が聞こえる

犬の軟口蓋過長症について┃「ガーガー」「ズーズー」といった特徴的な音が聞こえる

軟口蓋過長は、口の奥の柔らかい部分である軟口蓋が正常よりも長い状態を指します。この状態が進行すると、軟口蓋が喉を塞ぐように垂れ下がり、呼吸や食事に支障をきたすことがあります。特に短頭種(短い鼻や顔を持つ犬種)に多く見られ、放置するとさらなる合併症を引き起こす可能性もあります。 今回は、犬の軟口蓋過長について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因...

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犬の水頭症について┃小型犬に多く見られる脳の病気

犬の水頭症について┃小型犬に多く見られる脳の病気

犬の水頭症は、脳内に過剰な脳脊髄液が蓄積し、脳を圧迫することで起こる病気です。小型犬種に多く見られ、先天性と後天性のものがあります。適切な治療を受けなければ、命に関わることもあるため、早期発見・早期治療が重要です。 今回は、犬の水頭症の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 過剰な脳脊髄液が蓄積する原因は、大きく2つに分類できます。 1.先天性水頭症は、先天性の発生がほとんどで、多くは1歳になる前に発症すると言われています。チワワ、トイ・プードル、ヨークシャー・テリア、ポメラニアンといった小型犬が好発犬種として知られています。...

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犬の股関節脱臼について┃後ろ足を痛がる

犬の股関節脱臼について┃後ろ足を痛がる

股関節は、大腿骨の頭と骨盤の寛骨臼という窪みとがしっかりとはまることでスムーズな動きが可能となっていますが、この関節が何らかの原因で正常な位置から外れると「股関節脱臼」と呼ばれる状態になります。犬の股関節が外れてしまうと激しい痛みを伴い、ほとんどの場合、外科手術が必要になります。 今回は、犬の股関節脱臼の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 股関節脱臼の主な原因は、強い外力が加わったときや遺伝的要因によって引き起こされます。...

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犬と猫の脊髄梗塞について┃突然の症状に注意

犬と猫の脊髄梗塞について┃突然の症状に注意

脊髄梗塞とは、脊髄の周りにある血管が何らかの原因で詰まる病気です。犬と猫で比較的まれな病気ですが、突然発症し、重度の麻痺や歩行障害を引き起こす可能性があります。椎間板ヘルニアとよく似た症状が見られるため、しっかりと診断をして治療に結び付けることが重要です。犬の椎間板ヘルニアについてはこちらのページでも解説しています 今回は、犬と猫の脊髄梗塞の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 詳しい原因はわかっていませんが、考えられる原因は以下です。...

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犬と猫の胃捻転について┃吐きたそうなのに吐けない(空嘔吐)様子が見られたら危険な状態…

犬と猫の胃捻転について┃吐きたそうなのに吐けない(空嘔吐)様子が見られたら危険な状態…

犬と猫の胃捻転は、文字通り胃が回転してねじれてしまう恐ろしい病気です。胃の中にガスが溜まって膨張する胃拡張と合わせて、「胃拡張胃捻転症候群」と呼ばれることもあります。この病気は、胸が深い高齢の大型犬に多くみられますが、小型犬や猫でも発生することがあります。 今回は、犬と猫の胃捻転の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 胃捻転の具体的な原因は完全には解明されていませんが、以下のような要因が関係していると考えられています。...

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当院は予約制ではありません。

診察時間内にお越しください。

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獣医師の勤務についての重要なご案内

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岡崎病院・豊橋病院・一宮病院 | 毎月の獣医師勤務表を、専用ページで公開しています。
岡崎病院、豊橋病院、一宮病院それぞれの専用ページに、毎月、獣医師の勤務表を掲示しています。
ご確認くださいませ。
お盆や年末年始の診療スケジュールも、岡崎、豊橋それぞれ違いますので、必ずご確認をお願いいたします。

※2023年4月1日より、「豊橋医院のみ」日曜日・祝日の午後診療が始まります。

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※2023年4月1日より、「豊橋医院のみ」日曜日・祝日の午後診療が始まります。

初診の際の問診票をダウンロードできます!
ご来院前に是非お使いください。

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