獣医療コラム

愛知県岡崎市・豊橋市・一宮市の「くじら動物病院」

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犬の水頭症について┃小型犬に多く見られる脳の病気

犬の水頭症について┃小型犬に多く見られる脳の病気

犬の水頭症は、脳内に過剰な脳脊髄液が蓄積し、脳を圧迫することで起こる病気です。小型犬種に多く見られ、先天性と後天性のものがあります。適切な治療を受けなければ、命に関わることもあるため、早期発見・早期治療が重要です。 今回は、犬の水頭症の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 過剰な脳脊髄液が蓄積する原因は、大きく2つに分類できます。 1.先天性水頭症は、先天性の発生がほとんどで、多くは1歳になる前に発症すると言われています。チワワ、トイ・プードル、ヨークシャー・テリア、ポメラニアンといった小型犬が好発犬種として知られています。...

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犬の股関節脱臼について┃後ろ足を痛がる

犬の股関節脱臼について┃後ろ足を痛がる

股関節は、大腿骨の頭と骨盤の寛骨臼という窪みとがしっかりとはまることでスムーズな動きが可能となっていますが、この関節が何らかの原因で正常な位置から外れると「股関節脱臼」と呼ばれる状態になります。犬の股関節が外れてしまうと激しい痛みを伴い、ほとんどの場合、外科手術が必要になります。 今回は、犬の股関節脱臼の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 股関節脱臼の主な原因は、強い外力が加わったときや遺伝的要因によって引き起こされます。...

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犬と猫の脊髄梗塞について┃突然の症状に注意

犬と猫の脊髄梗塞について┃突然の症状に注意

脊髄梗塞とは、脊髄の周りにある血管が何らかの原因で詰まる病気です。犬と猫で比較的まれな病気ですが、突然発症し、重度の麻痺や歩行障害を引き起こす可能性があります。椎間板ヘルニアとよく似た症状が見られるため、しっかりと診断をして治療に結び付けることが重要です。犬の椎間板ヘルニアについてはこちらのページでも解説しています 今回は、犬と猫の脊髄梗塞の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 詳しい原因はわかっていませんが、考えられる原因は以下です。...

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犬と猫の胃捻転について┃吐きたそうなのに吐けない(空嘔吐)様子が見られたら危険な状態…

犬と猫の胃捻転について┃吐きたそうなのに吐けない(空嘔吐)様子が見られたら危険な状態…

犬と猫の胃捻転は、文字通り胃が回転してねじれてしまう恐ろしい病気です。胃の中にガスが溜まって膨張する胃拡張と合わせて、「胃拡張胃捻転症候群」と呼ばれることもあります。この病気は、胸が深い高齢の大型犬に多くみられますが、小型犬や猫でも発生することがあります。 今回は、犬と猫の胃捻転の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 胃捻転の具体的な原因は完全には解明されていませんが、以下のような要因が関係していると考えられています。...

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犬と猫の脛骨粗面剥離骨折について┃成長期の犬や猫に見られる骨折

犬と猫の脛骨粗面剥離骨折について┃成長期の犬や猫に見られる骨折

脛骨は、スネにある2本の骨のうちより太い方の骨で、膝蓋骨のすぐ下に位置し、靭帯がつながるザラザラした部分を脛骨粗面と言います。脛骨粗面剥離骨折とは、交通事故や落下事故などによって力が加わった時、脛骨粗面が剥がれる骨折のことです。特に、成長期の犬や猫は骨が未熟なため、軽い衝撃でも骨折しやすいので注意が必要です。 今回は、犬と猫の脛骨粗面剥離骨折の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因...

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犬と猫の角膜潰瘍について┃症状が進行すると角膜に穴が開く

犬と猫の角膜潰瘍について┃症状が進行すると角膜に穴が開く

犬と猫にとって、目は大切な情報源です。しかし、角膜潰瘍という病気によって、その視力が失われる危険性があります。角膜潰瘍とは、角膜と呼ばれる目の表面に傷や炎症が起こる病気です。進行すると、角膜が深くえぐれた状態になり、失明に至ることもあります。 今回は、犬と猫の角膜潰瘍について、原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 角膜潰瘍の原因には様々なものがありますが、主な原因は以下の通りです。 ・外傷枝や草、爪などによる直接的な外傷が角膜に損傷を与えることがあります。...

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犬と猫のホルネル症候群┃突然ペットの目の様子が変わったらすぐに動物病院へ

犬と猫のホルネル症候群┃突然ペットの目の様子が変わったらすぐに動物病院へ

犬と猫のホルネル症候群は、黒目が小さくなったり、瞬膜というピンク色の膜が目の内側から出てきたり、まぶたが垂れてしょぼついた顔になったり、飼い主様がとても驚く病気のひとつです。発症原因には様々なものが挙げられ、原因によって治療法が異なります。 今回は犬と猫のホルネル症候群について原因や症状、治療方法などを詳しくお伝えします。 原因 ホルネル症候群は、目やまぶたの周囲の交感神経が障害され、麻痺することが原因で発症します。交感神経の障害は障害された場所によって「中枢性」、「節前性」、「節後性」に分けられます。...

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犬と猫のライソゾーム病┃遺伝病なのでご家庭で繁殖を計画する際は注意しよう

犬と猫のライソゾーム病┃遺伝病なのでご家庭で繁殖を計画する際は注意しよう

犬と猫のライソゾーム病という病気を聞いたことがありますか?この病気は遺伝病のひとつで、生まれつきの疾患です。一般の飼い主様にとっては比較的珍しい病気のひとつかもしれませんが、ご家庭で繁殖を考える場合には注意が必要です。 今回は、犬と猫のライソゾーム病の原因や症状などを詳しくお伝えします。 原因 ライソゾームは細胞小器官のひとつで、内部にたくさんの酵素を持ち、この酵素によって不必要になった老廃物を分解する役割を持ちます。...

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犬と猫の脳腫瘍について┃老化と片付けず脳腫瘍を疑うことも大切

犬と猫の脳腫瘍について┃老化と片付けず脳腫瘍を疑うことも大切

脳腫瘍と聞くととても怖いイメージがあり、愛犬や愛猫が診断されたら飼い主様としては大変ショックですね。どのような病気でどのような症状が出るのか、治療はできるのかなど心配なことも多いでしょう。 本記事では、犬や猫の脳腫瘍について、原因や症状、治療方法について詳しくお伝えします。 脳腫瘍の原因 腫瘍とは、細胞が無秩序に増え続けて塊状になったものです。犬や猫に発生する脳腫瘍は、頭蓋骨内部にできる原発性脳腫瘍と、他の部位から脳に転移した転移性脳腫瘍があります。...

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犬と猫の脊髄腫瘍┃進行すると治療が難しい場合も

犬と猫の脊髄腫瘍┃進行すると治療が難しい場合も

犬や猫と暮らす飼い主様にとって、脊髄腫瘍という病気はあまりなじみがないかもしれません。発生頻度はそれほど高くない病気ですが、罹ってしまうと治療が難しい病気のひとつでもあります。 本記事では、犬や猫の脊髄腫瘍について原因や症状、治療法について詳しくお伝えします。 脊髄腫瘍の原因 脊髄は脊椎(背骨と呼ばれる骨)の中に入っていて、外からはみることができません。目には見えませんが、筋肉の動きの制御や感覚を伝える重要な働きを担っています。...

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犬と猫の前十字靭帯断裂とは┃歩き方の異常に要注意

犬と猫の前十字靭帯断裂とは┃歩き方の異常に要注意

前十字靭帯断裂とは、犬や猫の後ろ足の膝部分に異常が出て正常に歩けなくなる疾患です。大型犬に多いことが知られていますが、小型犬でも発症します。 本記事では、犬や猫の前十字靭帯断裂について解説し、治療に必要な手術についてもお伝えします。 原因 前十字靭帯断裂は、膝の関節に存在する前十字靭帯が切れてしまう病気です。 靭帯の断裂の主な原因は、加齢による靭帯の脆弱化です。また、肥満や膝蓋骨脱臼などにより膝に負担がかかる状況が続く場合や、ジャンプや落下などの激しい膝への負荷などでも発生します。...

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犬と猫の肝臓腫瘍について┃症状が現れないことが多い病気

犬と猫の肝臓腫瘍について┃症状が現れないことが多い病気

肝臓腫瘍とは腫瘍が大きくなるまで特徴的な症状が現れないため、発見した時には手遅れになってしまうことが多い危険な悪性腫瘍です。 本記事では、犬猫の肝臓腫瘍について解説し、原因や症状、治療方法やその後の経過についても詳しくお伝えします。   肝臓腫瘍の原因 肝臓腫瘍には肝臓そのものから発生する「原発性」と肝臓以外の腫瘍の転移による「転移性」のものがあります。 原発性のものは、犬では肝細胞癌、猫では胆管癌が多い傾向にあります。その他の原発性肝臓腫瘍としては、血管肉腫や平滑筋肉腫、繊維肉腫なども挙げられます。...

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犬や猫の去勢手術について┃メリットや注意点は?

犬や猫の去勢手術について┃メリットや注意点は?

犬や猫では、望まない妊娠や病気、問題行動の発生を防ぐため、メスでは避妊手術を、またオスでは去勢手術を行います。手術のタイミングや方法については、犬や猫の状態や時期によるので、獣医師との相談が必要です。 本記事では、犬や猫の去勢手術について解説し、メリットや注意点についてもお伝えします。 去勢手術について 去勢手術とは、全身麻酔をして2つの精巣を摘出する手術のことを指し、問題がなければその日のうちに帰宅することができます。...

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犬や猫の避妊手術について┃メリットや注意点は?

犬や猫の避妊手術について┃メリットや注意点は?

犬や猫の健康や安全を考える中で、避妊手術という選択をする飼い主様も多いのではないでしょうか。犬や猫の避妊手術とは、卵巣や子宮を摘出する手術のことを指します。様々なメリットがある一方で、実は注意しなければならない点もいくつか存在します。 本記事では、犬や猫の避妊手術について解説し、メリットや注意点についてもお伝えします。 避妊手術について 避妊手術は、全身麻酔をして卵巣と子宮、あるいは卵巣のみを摘出する手術のことです。...

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犬や猫の腹腔内腫瘍とは│手術によって完治を目指せることも!

犬や猫の腹腔内腫瘍とは│手術によって完治を目指せることも!

腹腔内腫瘍は、犬や猫の腹部の臓器や組織で発生する腫瘍を指します。手術を勧められたものの、本当に必要なのか、完治できるのかなど心配な方も多いでしょう。 本記事では、犬や猫の腹腔内腫瘍について解説し、治療方法や手術についてもお伝えします。 腹腔内腫瘍の原因 お腹の中にある肝臓、胃、腸管、脾臓、腎臓、膀胱、子宮、卵巣、精巣などの臓器に腫瘍ができると「腹腔内腫瘍」と呼ばれます。腫瘍には良性と悪性があり、悪性のものはいわゆる「がん」のことです。...

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犬や猫の体表腫瘤とは│体にしこりを見つけたらすぐに動物病院へ!

犬や猫の体表腫瘤とは│体にしこりを見つけたらすぐに動物病院へ!

犬や猫の体の表面にしこり(体表腫瘤)ができることがあります。体表腫瘤には、すぐに健康に悪影響を与えることのないものもありますが、命に関わる病気の場合もあり注意が必要です。本記事では、犬や猫の体表腫瘤について解説したいと思います。 体表腫瘤の原因 体表腫瘤の主な原因は、腫瘍(細胞のかたまりのこと)です。腫瘍には良性と悪性の2つのタイプが存在します。 犬や猫に多い体表の良性腫瘍には、「脂肪腫」や「組織球腫」などがあります。悪性腫瘍には「リンパ腫」や「乳腺腫瘍」、また「肥満細胞腫」などが考えられます。...

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犬の脾臓腫瘍について│初期段階では気づきにくい

犬の脾臓腫瘍について│初期段階では気づきにくい

脾臓腫瘍は犬に比較的よくみられる腫瘍の一つです。そのうち約50%が悪性腫瘍で、さらにそのうちの50%は血管肉腫だといわれています。血管肉腫は悪性度が高く、破裂を起こして出血を起こすと命に関わることもある怖い病気です。本記事では、犬の脾臓腫瘍で最もよくみられる血管肉腫について解説したいと思います。 脾臓腫瘍の原因...

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誤飲による異物除去について│愛犬愛猫を守るために注意すべきこと

誤飲による異物除去について│愛犬愛猫を守るために注意すべきこと

犬や猫が本来食べてはいけないものを飲み込んでしまうことを「誤飲」といいます。動物病院への来院理由として、比較的多く異物除去のために開腹手術が必要になるケースもあります。 本記事では、犬や猫の誤飲しやすい異物や異物除去の方法などについて、詳しく解説していきます。 犬や猫がよく誤飲する異物について 犬や猫はなにか特別なものを誤飲してしまうわけではなく、私たちの身近にあるものを誤って飲み込んでしまうケースがほとんどです。 <誤飲しやすい異物>・竹串・鳥の骨・犬用のおもちゃ・布類(タオルや靴下など)・紐    など......

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当院は予約制ではありません。

診察時間内にお越しください。

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獣医師の勤務についての重要なご案内

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岡崎病院・豊橋病院・一宮病院 | 毎月の獣医師勤務表を、専用ページで公開しています。
岡崎病院、豊橋病院、一宮病院それぞれの専用ページに、毎月、獣医師の勤務表を掲示しています。
ご確認くださいませ。
お盆や年末年始の診療スケジュールも、岡崎、豊橋それぞれ違いますので、必ずご確認をお願いいたします。

※2023年4月1日より、「豊橋医院のみ」日曜日・祝日の午後診療が始まります。

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初診の際の問診票をダウンロードできます!
ご来院前に是非お使いください。

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